【Cisco】Cisco IOSの吸い出し方法
こんにちは。ゆーろんです。
今回はいわゆるCisco機器の「OS吸い出し」の方法を解説します。 主にGNS3によるエミュレーションでの使用や、IOSアップデート時のバックアップのために行うと思います。 ルータとL2スイッチ/L3スイッチそれぞれ吸い出しを行ったので備忘録として記録しておきます。
目次 使用環境 やり方 吸い出し手順 共通事前設定 ルータの場合 L2/L3スイッチの場合 PowerShellからの吸い出し 【補足】Cisco IOSの命名規則について 使用環境 ノートPC … Windows11環境下でTFTPクライアントWindows搭載(TFTP Client)を使用しています Cisco 891-FJ … Ciscoのルータ Catalyst 2960-24TTL … 有名なCiscoのL2スイッチ Catalyst 3550-24-EMI … L3スイッチ ツイストペアケーブル … Cat5eでも十分です やり方 やり方は「TFTPサーバを立ててTFTPコピーすることで可能」となっている。 また方法は「直接、機器から吸い出す方法」と「ルータ(DHCPのため)挟んで吸い出す方法」の2通りがある。 今回は前者の方法で吸出しを行う。
吸い出し手順 吸い出す際の接続イメージは以下のようになります。
ツイストペアケーブルとコンソールケーブルそれぞれ繋ぐことになります。 なおソフトウェアはTeraTermを使用します。
なお各Cisco機器のインターフェイス名はそれぞれ異なるので接続するインターフェイスを確認してコマンドを入力してください。
また、手順は以下のように実施してください。
共通事前設定 ルータの場合もしくはL2/L3スイッチの場合 PowerShellからの吸い出し 共通事前設定 ルータとL2/L3スイッチ共通の設定を記載します。
内容は以下の2つです。
WindowsのTFTPクライアントの有効化 WindowsファイアウォールでTFTPを許可 ネットワーク設定でIPアドレスの手動割り当て まずTFTPクライアントの有効化から解説します。
「コントロールパネル」=> 「プログラム」 => 「Windowsの機能の有効化または無効化」 「Windowsの機能」ダイアログの「TFTP Client」にチェックを入れて「OK」で有効化できる 「コントロールパネル」 => 「システムとセキュリティ」 => 「Windows Defenderファイアウォール」 「Windows Defenderファイアウォールを介したアプリまたは通信を許可」をクリック 「設定の変更」をクリックし、「別のアプリを許可」で「TFTP.EXE」のパス(Windows\System32以下にある)を追加 許可されたアプリに「簡易ファイル転送プロトコルアプリケーション」が追加されていたら成功 次にネットワーク設定でIPアドレスの手動割り当てを解説します。