こんにちは。ゆーろんです。
現代に生きる我々は人類史のここ数千年で最も激動の時代を迎えてるといえます。
テクノロジの指数関数的進化は産業革命から始まり、第二次世界大戦を経て大規模に工業化/グローバル化が進みました。
これから我々が生きることになるAI時代に備えて、持つべき考え方、そして生き方/哲学を一部紹介しようと思います。
目次
日本型採用システムと終身雇用の終わり
まず初めに日本の雇用/採用システムに関して触れていきます。
皆さんもご存知の通り、失われた30年の間で日本の経済の成長はほとんどありませんでした。 昭和の時代は頑張る国があまり多くなかったため、バブルがはじけるまでは日本は経済的栄華を迎えました。
日本の経済成長が鈍化したこの失われた30年、いや40年の中の2019年、あのトヨタでさえ終身雇用を維持できないことを公表しました。
既にご存じの通り、新卒一括大量採用を含む採用システム、終身雇用のシステムは終わりを告げています。 そんな中、多くの企業は良い人材を確保すべく、就活の早期化/通年採用の強化など企業は採用面にて工夫をしていますが、社会的にもこのシステムの限界が来ていると私は見ています。 大学は就職予備校ではありませんし、転職エージェントに頼ったところで長期的に活躍するような人材はまず集まらないのですから対処療法にすぎません。
多くの国で採用されている資本主義というシステムは永遠の発展を前提としています。これが100年以内に持たなくなることはマルクスの「資本論」でも示唆されていました。だからといって私は資本主義を否定しているわけではありません。
グローバル化の中での中で失われたローカル/脱成長主義にこそ長期的に社会システムを維持するためのヒントが含まれています。
もはや1つの職に何年も就く、収入手段を1つしか持たないのはこれからを生きる上で危険しかないでしょう。 そんな中、2022年にAI元年を迎えました。
AI時代を迎える人類の存在意義
人類は新たなテクノロジとしてAIを迎えようとしています。
次の時代では人間しかできないと思われていた文化的/芸術的な創造活動、会計士/税理士/弁護士などの知的労働職をはじめ長期的にはじわじわとAIにとって変わられてしまいます。流行りのWebエンジニア/プログラマーも近いうちにAIにとって変わられることでしょう。
皮肉なことに、人類に残される最後の仕事はエッセンシャルワーク、ブルーカラーと呼ばれる仕事になります。
AIの処理速度/生成速度には誰も追いつくことはできません。
そんな中人類の存在意義は何でしょうか。
私の考える存在意義、結論から言うと「哲学すること」です。
新たなる希望と人類に与えられる課題
AIは一見脅威に見えるかもしれませんが、人類に新たなテーマを与えることになります。 人類のみが持つ想像力と哲学し続ける力はAIが決して勝つことができません。
AIは既にある情報から新しいものを想像すること/関連性を見出すことには長けています。 人類のような哲学を行うこと、そして関連性の低い複数の事象/概念から新しいものを想像することはできません。
哲学や脱成長が、これから100年くらいのテーマになることでしょう。
封建主義の崩壊とともに役割を終えたと思われた宗教が見直されることは間違いありません。
複雑さをいきる
これから、この戦後80年間で重くのしかかったあちこちのシステムが音を立てて崩れていきます。
そんな中、皆が良い/正しいといったことを妄信的に信じることよりも、個人各々が自分自身で考えて大切に思う感情や考え方、ポリシーで試行錯誤に生きていくことがますます重要になります。
AI時代ではAIに使われるものと共存する/使うものの2種類に分断されてしまいます。 あなたはどちらになりたいでしょうか。
どちらになろうとも、誰もがこの複雑な世界を生きていくことに変わりありません。 こんな世の中ですが、皆さんもどうかご健康にお過ごしください。
参考資料
この複雑な現代を生きるあなたに、これからの時代を生きるためのヒントを紹介します。 1つ1つの内容には触れませんが、これがあなたの助けになることを願っています。